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食品への超臨界流体応用ハンドブック

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食品への超臨界流体応用ハンドブック

(株式会社サイエンスフォーラム発行)より以下抜粋
超臨界抽出装置 (野田 洋二)

超臨界抽出装置 (野田 洋二)様々な流体の超臨界における選択的溶解能力について試験がなされているが、特に、炭酸ガスは臨界温度が31℃と室温に近く、また無臭、無害なので高温に弱い成分の抽出、分離に向いているとされている。食品への利用では、主に、CO2の超臨界における選択的溶解能力についての試験が主流となっているようであるが、CO2による失活、殺菌処理、また洗浄能力などと併せ、様々な応用の可能性についても調べられている。なお、本装置は抽出試験用に開発されたものであるが、分離、精製技術の試験に応用することも可能である。

【特長】
1. 設置スペースを考慮して、コンパクトに設計されている。
2. オプションとして、スラリー流体用のポンプを組み込むことも可能。
3. 接液部材質は、ご要望により、ハステロイC、チタニウム等の材料を使うことができる。
4. 抽出槽、分離槽には可視窓を設置することができる。
5. 抽出槽には攪拌機を設置することができる。
6. 抽出槽、分離槽温度はPID制御により、±1℃の範囲内に保持できる。
写真↓ 超臨界抽出装置の例

・設計圧力:40MPa
・設計温度:650℃
・内容積:44ml
・本体材質:HC-276
・スラリー流体用ポンプ組込み品(オプション)